COTTI COFFEE(コッティ/库迪咖啡)の日本店舗
中国のコーヒー市場に関する以前の投稿で、中国のコーヒーチェーン企業で日本市場進出に意欲的なCOTTI COFFEE(コッティ)について触れたのですが、先日日本で利用させていただきました。
こちらは神保町一丁目店で、駅からは徒歩5分ほどの立地。
筆者はアメリカーノを注文しましたが、メニューには、「メロン濃厚ミルクラテ」、「グレープフルーツスパークリングアメリカーノ」などあまり見慣れないものも含まれ、多彩です。
アメリカーノは280円で、その他ドリンクは399円。
通行人の目につくよう大きく「ドリンク全品399円(アメリカーノ280円)」と、値段を強調しているのは他のコーヒーショップには見られない特徴かもしれません。
COTTI COFFEE(コッティ)の進出計画
2024年中に日本国内に2000店舗をオープンする計画を発表しており、現在(3月初旬)のところ、高田馬場店、西池袋店、渋谷新南口店、早稲田戸山キャンパス店、神保町一丁目店、東京大学赤門店、上野公園店の7店舗がオープンしているようです(COTTI COFFEEアプリより確認)。
都心エリアに照準を定め、中でも在日中国人が多いエリア、学生が多いエリアを優先的に出店を進めていることがうかがえます。
年内2000店舗というのは少々リップサービスが含まれているように思います。
というのも、現在までの出店状況からは、エリアを見定め堅実に出店を進めていることがうかがえ、今後も拙速な出店はしない印象を受けます。
出店加速は、「テイクアウト型」店舗次第か
上海で生活をしていると、COTTIにしても、競合コーヒーチェーンで今や店舗数が世界1位のluckin coffee(ラッキン/瑞幸咖啡)にしても、いつの間に、こんなところに、という新規出店のケースを見かけます。
中国では、日本よりも「テイクアウト型」に特化した店が多く、また、小型の店舗が入りやすいサイズ感のテナントが多いように感じます。
一概には言えないものの、日本ではこのサイズ感のテナントで、且つ集客が見込めそうな立地、という物件を見つけることも一苦労かもしれません。
また、中国では浸透している、オフィスなどから注文しておいて、店舗にきて商品をピックアップする所謂「テイクアウト」の習慣を根付かせることも出店スピードを加速する条件かもしれません。
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