話題の「酱香拿铁」(白酒入りラテ)、売り切れ中。
9月3日に発売開始され、中国で大きな話題となった「酱香拿铁」(白酒入りラテ)ですが、現在一部店舗では売り切れで購入することができません。初日だけで542万杯、1億元(約20億円)を売り上げたそうです。
販売元のluckin coffee(ラッキン/瑞幸咖啡)店頭に貼り出された「在庫切れ及び再入荷の通知(右の画像)」によると、予想を遥かに上回る売れ行きで供給が間に合わなくなったそうです。
9月10日、9月19日の二段階に分け、販売を再開させていく予定と記載されていました。
SNSで人気沸騰。
このラテ、販売直後から人気沸騰で、we chatの朋友圏などのタイムラインは「早速飲んでみた!」という投稿で溢れかえり、大衆点評(中国の食べログのようなサイト)にも口コミが多数上がっています。
早速飲んでみた。10人中8人が頼んでいて30分以上は待たされた。味はリキュールのベイリーズの甘味を思い出した。2回目は頼まない。やっぱりココナッツラテが好き。(9月4日・北京西路店)
打卡酱香拿铁!(白酒ラテ試してみた!)最初の二口はお酒の味が強い。これが伝説の茅台酒の味わいなのかな。そのあとは普通のラテの味だね。また飲みたいね。(9月10日・陸家嘴金茂大厦店)
ほんと大したことないから!SNSで溢れかえっているから試してみたけど、不味かった。少しは酒の味もするけど、この組み合わせはないでしょ。香料もかなりぶちこんでるね。後味も酸っぱいし、全くおすすめじゃないよ。(9月11日・打浦橋日月光1F店)
味についてはほめている人もけなしている人もいるようですが、とにかく話題なので「試してみよう」という人が多いようです。
印象的には、luckin coffeeファンは一度か、多くても二度飲んでも、結局はいつも飲んでいるコーヒーに戻っていくような気がします。
貴州茅台の狙いは若年層への認知。
味については置いておくとして、luckin coffeeとコラボレーションした老舗白酒メーカー「貴州茅台」は、年商1276億元(約2.46兆円)の大メーカーであり、ブランド力も抜群ですが、若年層の認知度が低いのが経営課題だそうです。
中国の報道では、このコラボは期間限定のものではなく、「酱香拿铁」は定番商品にするべく販売していく計画もあるようです。
今回目新しさに飛びついた若いお客さんをどのように繋ぎ止めていくのか、商品戦略に注目したいと思います。
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